BB肥料はアメリカで開発され、日本では1967年(昭和42年)に岩手県のくみあい肥料(株)で最初に製造開始。今日ではJAグループ15県18工場が設置され、北海道から沖縄まで全国で約55万トンのBB肥料が使用される。

BB肥料は粒状の硫安・燐安・塩化加里・硫酸加里などを主原料として配合したもので、肥効比較および展示圃実証試験の結果、肥効は化成肥料と同様であることが実証されています。 土壌診断により、地域・土壌に合った肥料を容易に作ることができる。

BBと化成肥料の比較

BB肥料化成肥料
製造方法N・P・K粒状肥料原料
⇒混合
⇒包装
*成分毎の粒状の原料を混ぜるだけ
N・P・Kを粉砕し混合
⇒水分により造粒
⇒熱風乾燥
⇒冷却
⇒ふるい分け
⇒包装
特徴①1ton単位の小ロット銘柄でも製造可能
②成分や原料の構成指定が可能
③コスト安で、化成肥料と変わらない効果
*専業農家向け
①同銘柄、大量製造(100ton以上の生産ロット)
②各肥料成分が1粒の中に入っていて、偏りが少ない
③コスト高
銘柄例ひとまきくん(16-9-7)
BB234(12-13-14)
BB大豆(5-15-20)
など
野菜生き生き(14-6-10)
NK2号(16-0-16)
アミノ有機A80(8-8-8)
など

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